【無料楽譜】声楽初心者のためのいろは【コンコーネ】
こんにちは!オペラだいすきボイストレーナーの蓮沼です。
このページでは、声楽をはじめたい!習ってみたい!でも何から始めたらいい?という方へ、歌の独学やレッスンをスタートする時におすすめの教本や無料楽譜をご紹介します。
まず手に入れたいのはコンコーネ50番!
クラシックの歌を学ぶ人が必ず通る道「コンコーネ」は、19世紀のイタリア人作曲家ジュゼッペ・コンコーネがつくった練習曲集です。歌用の楽譜ですが、歌詞や詩がないのが特徴です。
※コンコーネの無料楽譜をパパッと手に入れたいよ〜という方は下までスクロールしてください(^_^)
コンコーネによって鍛えられる力はざっくり2つあります。
①基礎的な読譜力!
シンプルに音名や音符の長さを読む力がつきます。
楽譜を読むのに不安がある人もまずはここから始めたいです…!
②和声力!
同時に鳴っている他の音との調和や、和音の進行感覚を養います。
クラシックのみならず、ミュージカルスターやJPOPの有名歌手さんも歌の基礎としてコンコーネをやったという方がいるくらいなので、声楽を始めたいという方には必ずさらっておきたい1冊です。
(本日のトリビア☆さらう=音楽用語で練習する、復習する、という意味があります)
コンコーネには50番、25番、15番、40番という4つの曲集があり、この順番に難易度が高くなります。まずは50番から始めましょう!「40番(の曲集)まで使ったよ〜」という人はなかなか見かけないので50番または25番までを導入として使う方が多い印象です。
また、コンコーネ50番には高声用、中声用、低声用とキーの違った楽譜が用意されています。
レッスンで先生に音域チェックをしてもらい自分にあった声部の楽譜を使うことをおすすめしますが、独学でやるよという方にはご参考まで・・・一般的には中声用を使用している方が多いかなぁ・・・という気がします。ご参考まで・・・です・・・
楽譜は出版社から出てるものを1000円程度で購入できます。
出版社から出てるものは見やすいよう楽譜が編集されており、ポイントなども記されていたりします。レッスンを受ける際には是非準備をしておきましょう。
全音から出ているもの(畑中良輔先生編集)が主流といえます。
私は楽器屋さんへ行くか、Amazonか楽天で楽譜を買うことが多いです!
Amazonは翌日配達ですぐに楽譜が手に入ったり、楽天はポイントが多く貯まるのでお得だったりします。
(手に入れたいのはこの緑色の表紙のです!)
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価格:1,320円 |
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価格:1,100円 |
歌に関わらず、クラシックはお師匠によって版の指定もありますので、習っている先生にお伺いしてみるのもいいかもしれません。基本は「この版買ってちょうだいね〜」と言われたりします。
曲集の使い方は先生によって様々ですが、まずは階名(ドレミ読み)で歌えるようにしてレッスンに行くのが吉です!
楽譜を読み慣れない…音程とれる自信がない…でも気持ちよく声を出してみたい!そんな方向けに、コンコーネ50番の1番の音名付き楽譜、音取り音源の作成しました。ぜひ無料ダウンロードしてご利用ください♪
「一度どんな楽譜か見てみたい」「どんな版でもいい」「出先でコンコーネをながめたい」そんな方にも無料楽譜の外部リンクをまとめています。imslpサイトのリンクもこちらからどうぞ。
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