「中間音域になると急に声が弱くなる」
「息が足りない、声がスカスカしてしまう」
ボーカルレッスンをしていると、こういったご相談がとても頻繁にあります。
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今日のレッスンでも、課題曲に入る前に、
声の出し方と、響きを基礎から整える発声トレーニングを行いました。
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声も、ピアノやバイオリンと同じように「楽器」です。
音域ごとに正しい使い方を知るだけで、驚くほど声が安定します。

① 低音・中間音・高音の発声チェック
まずは3つの音域の状態を確認します。
低音・中間音域・高音
それぞれ「響き」「息の量」「支え(お腹の使い方)」を細かく見ていきます。
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今日の生徒さんは、
中間音域が裏声寄り+息多めになっていて、
息が足りなくなる、声が鳴らない状態でした。
この「中音域が弱い」というのは、実はとても多いお悩みです。

② 響きと支えを整える発声トレーニング
今回は「へんへんへんへんへん」というハミング系の発音でチェック☝️
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ここでは
・響きの通り道
・お腹のプッシュ
・息と声のコネクト
を同時に確認します。
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響きの修正
最初は、鼻腔共鳴というより
「鼻の穴から直接抜けてしまう音」になっていました。
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そこで脳内の"声の通り道"のイメージを変更します。
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❌ 鼻の穴を通り抜けるように抜く
⭕ 硬口蓋を通過して、顔の前(鼻先のほう)に響きを集める
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このイメージに変えただけで、
音が一気に立体的に。
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響きの位置が変わると、声量は出していないのに“よく通る声”になります。

お腹の使い方(支え)
次は腹圧の確認。
ここでよく伝えるのが、
「風船をふわっと投げる」のではなく
「鉄球を投げるイメージ」
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重さとスピード感を意識すると、
自然とお腹がしっかり働き、声が安定します。
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結果、
中間音域(ミックスゾーン)がクリアに発声できるように✨
ここが整うと、本当に歌いやすくなります。

③ 曲で実践してみると…
声の土台を作ったら次は曲を実践します。
実際に歌ってみると、とても素敵に歌えている中でも、気になる課題が2つ。
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❶ 声が引っ込む(くもった声のイメージ)
❷ やや言葉が不鮮明
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歌の冒頭でピックアップすると、「い」「ん」の音が平面的で、
響きの空間がつぶれている状態でした。
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そこで、
・口の奥を立体的に開く
・口角を自然に上げる
・口の中の空間を広げる
この3つを同時に意識。
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すると…
今まで埋もれていた声が
一気に前に飛び出してきました。
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言葉もクリアに、歌声もぐっと魅力的に。
横で聴いていて、思わず「わぁ…!」と生徒さんと2人で大喜び。
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こういう変化に立ち会えるのが、レッスンのいちばん楽しいところです。

『発声』は整えられる
・声が出にくい
・音域がつながらない
・響かない
これらはセンスではなく、ほとんどが「使い方」の問題です。
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正しい発声を知るだけで、
声はちゃんと楽器として鳴ってくれます。
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今日の生徒さんの歌声も、1時間の中で劇的に変わり
「だれかに聴いてほしい!お客さんが必要!」と思ってしまうレッスンでした。
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発声やボイストレーニングに興味のある方、
声を基礎から整えたい方は、ぜひ一度体験レッスンへお越しください☺️